フリーランスの向き不向き

フリーランスに向いている人の特徴として挙げられるのは、仕事とプライベートをしっかり分けることができることです。というのも、フリーランスになると仕事の時間を自分で決めることになります。そのため、オンとオフの線引きが曖昧になりがちな人であれば、ずっと仕事が頭にある状態になり、業務に支障が出てしまうからです。
また、常に変化を求める人もフリーランスに向いていると言えます。フリーランスは、業務内容も収入も変化の連続です。安定した収入がある保証もないため、常に仕事を得ようとするハングリー精神が必要になります。そのため、安定した収入や慣れきった環境にいることを望む人の場合は、フリーランスの状況は苦痛になるでしょう。
さらに言えるのが、自己管理能力があることです。フリーランスは時間に決まりがありません。すべて自己責任であるため、計画性と自分を律する能力が必須です。「仕事が嫌」という気持ちがあっても、先々のことを考えて動けるような力が無いと続かないでしょう。

一方で、フリーランスに向いていない人の特徴として、自ら交渉できない人が挙げられます。フリーランスになると、依頼された仕事の内容や納期、金額を自分で設定して顧客とすり合わせることになります。その中で顧客に流されることなく、自分の立場もしっかり考慮した上で交渉しなければなりません。ここが上手くできなければ業務遂行は厳しいでしょう。
もうひとつが、自分に甘い人です。計画を立てても三日坊主になってしまうような人は、自分で設定した仕事をこなすことは難しいでしょう。フリーランスは自由ですが、その分責任が降り掛かってきます。自分を律して、責任をどれだけ自覚できるかどうかが向き不向きの分かれ道になってきます。
ここまでフリーランスの向き不向きについて考えてきましたが、もし向いている特徴の素質が少なかったとしても意識して改善していくことは可能です。今後フリーランスとして活躍したい人は、上記を参考にして自身の行動を振り返ってみるといいでしょう。